平成28年3月議会報告・予算概要

平成28年度予算の概要について報告します。

 

一般会計予算は、307億80,000千円で、対前年度比14.2%減です。減額の主な理由は、新設統合小学校2校や南部学校給食センターの教育施設建設及び本庁舎周辺整備、火葬場建設事業等が終了してことによります。主な新規事業・重点施策は次の通りです。

[ハード事業]

●火葬場建設事業  南部地区に続き北部地区についても建設工事を行う。その他、山本斎場、七宝斎苑の解体工事を実施する。 2億62,360千円

●豊中庁舎改修工事  豊中庁舎内において保健センターの移設、改修工事を行い、医師会への貸付等、遊休スペースの有効活用を図る。 56,577千円

●高瀬南部保育所整備事業  老朽化にともない保育所の整備を行う。平成28年度は、本体工事、周辺整備工事等を行う。 6億40,729千円

●雇用促進住宅取得事業  「高瀬宿舎」を譲り受け、市営住宅として活用する。 59,577千円

●三野津中学校建設事業  旧校舎の解体工事を行うとともに、駐車場の整備を行う。 1億76,668千円

●詫間中学校建設事業  旧校舎の解体工事を行うとともに、駐車場の整備を行う。 95,065千円

●高瀬町公民館移設工事  高瀬町農村環境改善センター2階・3階部分に移設するため、施設改修工事を行う。 20,618千円

●中央監視設備工事  市内の水道施設を監視するため、平成29年4月稼働に向け整備する。 3億51,864千円

[ソフト事業]

●かがわ電子入札システム導入事業  県と連携したシステムを導入し、入札事務の効率化と透明性を図る。 30,240千円

●かがわ産業支援財団連携事業  公益財団法人と連携し、専門展示会を通じて市内業者の県外販路の拡大を図る。 2,100千円

●移住・定住促進家賃補助事業  県外からの転入者に対して、家賃、初期費用等の補助を行う。 21,000千円

●既存トイレ撤去費補助事業  合併浄化槽整備促進のため、新規設置の伴う既存トイレ(汲み取り式)の撤去費に対して新たに補助を行う。 8,100千円

●家庭用蓄電池システム設置補助事業  設置に対する補助を行い、太陽光により発電した電気の有効利用や災害時の利活用を図る。 5,000千円

●新公立病院改革プラン策定事業  経営効率化、再編ネットワーク化、経営形態の見直し等に向けて計画を策定し、病院事業の経営改革に取り組む。 6,804千円

●保育士確保・待機児童等対策事業  保育士確保施策や認可外保育施設利用者へ保育料の補助等を行い、子育て環境の向上を図る。 3,900千円

●農業振興対策基金積立  安定財源として、基金を積み立てる。 1億円

●図書館再編基本計画策定事業  市内7つの図書館の在り方を検討し、今後の再編に向けた基本計画を策定する。 2,000千円

●市制10周年記念事業【集約】  市制10周年を記念し、記念式典など各種16事業を開催する。 18,409千円

次に、特別会計(8件)は、192億1,000千円で、対前年度比0.1%増で、ほぼ同額となっています。国民健康保険事業は、99億80,000千円と対前年度比2.2%減ですが、被保険者数は減少傾向の中、保険給付費は増額傾向となっているため、平成30年度の制度改正へ向け医療費適正化事業(データヘルス計画)を計上しています。また、介護保険事業は、75億90,000千円と対前年度比3.3%増となっています。

また、企業会計(2件)は、水道事業会計が24億89,276千円で対前年度比3.4%増です。増額の主なものは、豊中浄水場管理棟耐震補強工事と中央監視設備等の増額です。病院事業会計(2病院)が18億31,845千円で対前年度比0.4%減です。

今後の見通しとして、一般会計予算は、大型建設事業が集中し過去最大規模の予算規模となった前年度より大きく減少していますが、子育て支援や人口減少対策、保育所、火葬場等必要な公共施設の整備を引き続き進めることから、300億円を超える予算となっています。交付税措置が一本算定となる、平成33年度以降は、真に身の丈に合った予算規模にしなくてはならない、厳しい財政状況となりことが確実です。

 

以上で予算概要の報告を終わります。

 

 

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