平成25年度財政健全化判断比率

平成19年6月に制定された「地方公共団体の財政健全化に関する法律」(財政健全化法)に定められた、財政健全化を確認する指標は、4つあります。平成25年度決算におけるその指標は次の通りです。

【①実質赤字比率】

標準財政規模に対して、一般会計の実質赤字の比率を示すものです。赤字でないため「実質赤字なし」となっています。

【②連結実質赤字比率】

標準財政規模に対して、一般会計に特別会計及び公営企業会計を連結した実質赤字を示すものです。赤字でないため「連結実質赤字なし」となっています。

【③実質公債比率】

①と②に加えて、一部事務組合や広域連合まで範囲を広げて、公債費の比率を示すものです。早期健全化基準25.0%に対し7.1%となっています。平成24年度が7.9%であったことから0.8%良化しています。

【④将来負担比率】

③に加えて、地方公社や第三セクターまで範囲を広げ、公債費や債務負担行為など将来に係る負担の比率を示すものです。早期健全化基準は350%となっていますが、負担比率はマイナスとなっているためポイント表示はありません。

指標の良化は、4つの指標算出の分母にあたる標準財政規模は、平成24年度は205億21,558千円であったのが、平成25年度は206億654千円と大きくなっていることと、分子にあたる公債費が減少したことと基金の増加によります。本年度(平成26年度)より、本格的に公共施設整備事業が着手されており、今後大きく指標が変化してくるものと思われ、これまで以上に財政健全化比率に注視していかなくてはならないと思っています。

以上で、平成25年度決算関係の報告を終わります。

 

カテゴリー未分類