生涯学習 研修視察

三豊市では地域主権の到来に備え、地域のことは地域が解決する、自主自立のまちづくりを進めています。
そのためには、市民自らが自らの問題を、自らの地域の問題として考え、改善策を見つけだすことのできる仕組みが必要です。
生涯学習推進計画策定委員会では、今年度1年間を費やして、市民力を最大限引き出すことのできるような 『生涯学習推進計画』 の策定に向け、取り組みを始めています。
私は、三豊市子ども会育成連絡協議会の会長として、この委員会のメンバーに名を連ねています。
4月20日(火)は、生涯学習推進計画策定委員会の研修視察で島根県松江市の公民館を訪問しました。
生涯学習は公民館活動だけなのかといえば、決してそうではありませんが、現状ある活動組織の中では、実績は確かなのは事実です。
生涯学習とは何かを考えるきっかけとして、活力ある公民館の現状を肌で感じることが、今回の研修視察の目的だと感じています。
訪れたのは、森館長を中心として利用者自らが運営している、島根県松江市の城西公民館です。
“公設民営” の公民館とは一体どのようなものなのか?
その組織は?
市との関係は?
と、興味深いことの多いお話でした。
松江市には28の公民館があり、それを束ねる形の 「松江市公民館運営協議会」 があります。
市内を5つのブロックに分け、それぞれに担当コーディネーターを配置し、公民館の間の活動や情報を交流させ連携を促す仕組みとなっています。
“公設公営” の三豊市の組織とは対局にあり、驚きに近いものを感じました。
生涯学習推進計画策定委員会が、どこまで踏み込んでゆけるのかは未知数ですが、生涯学習の多くを担うのが公民館だとするならば、我がまちの公民館組織の形やコーディネーター制度まで議論することも考えられると感じています。
森館長の洒脱なお話に引き込まれた、新たな気づきをいただいた研修視察でした。