平成23年度 地方交付税

地方自治体の財源は、市税などの自主財源と地方交付税や国県の補助金、各種交付金、市債(借入金)などの依存財源からなっています。
三豊市の平成23年度一般会計歳入予算の財源内訳も、依存財源の中でも大きく占めているのが地方交付税です。
地方交付税は、 「基準財政需要額」 に対して 「基準財政収入額」 が少ない自治体に、一定の行政水準を保つために充てられる仕組みの制度です。
国から、本年度の地方交付税配分状況が報道されました。
需要額よりも収入額が上回る不交付団体が、ピーク時の2007年度188団体の3分の1以下の59団体になったとのことです。
大手企業の業績悪化による税収減と、人口増による社会保障費の増加の2点が大きな要因です。
地方自治体がこれまで執ってきた、企業誘致による大企業頼みの財源確保策が、安定した自治体運営に危うさを伴うことや、人口増加が手厚い社会保障制度によって収支逆転することを表しているようです。
三豊市の本年度の地方交付税配分額は106億円余で、前年度比3.9%増となっています。
平成23年度一般会計歳入予算は105億円を見込んでいたため、ほぼ予測どおりの交付となっています。