閉会中の 「民生常任委員会」・4

6月定例会閉会後、議会における審議結果報告や視察研修などで、慌しく時を過ごしていました。
8月13日(月)に、6月定例会閉会後始めての 閉会中の 「民生常任委員会」 が開かれました。
協議題は、環境部から 「一般廃棄物の運搬及び処分業務委託業者の募集結果について」 と 「火葬場整備事業について」 の2件の報告で、健康福祉部からは 「山本町民いこいの家の利用について」 の報告でした。
「一般廃棄物の運搬及び処分業務委託業者の募集結果について」
クリーンセンター閉鎖後の、三豊市のごみ処理施設と位置づけられるトンネルコンポストが稼動するまでの空白期間、三豊市民から出されるごみをどのように処理するかが検討されています。
委託業者の募集(月日付けの書き込みを参照)に対し、7月17日の締切期限までに2グループから応募がありました。
これについて、 『三豊市一般廃棄物の運搬及び処分業務委託候補者審査委員会』 の審査の結果、両者を委託候補者として、三豊市を北部と南部の2分割委託したいとの報告がされました。
委託候補者は、次の2グループです。
【北部地区━詫間・三野・仁尾】
(株)富士クリーン [綾歌郡綾川町] ・・・焼却施設・最終処分
(有)詫間清掃 [三豊市詫間町] ・・・積み替え・中間処理施設  
【南部地区━高瀬・豊中・山本・財田】
番の洲エコサービス(株) [坂出市] ・・・焼却施設・最終処分
(株)パブリック [観音寺市] ・・・中間処理施設
(有)丸亀リサイクルプラザ [三豊市高瀬町佐股] ・・・積み替え施設
ごみ処理にかかる運搬及び処分単価と委託期間は、
“燃やせるごみ” 24,000円/t(税別) 平成25年4月1日~次期ごみ処理施設稼動までの間
“燃やせないごみ” 15,000円/t(税別) 平成25年4月1日~平成30年3月31日あんでの5年間
「火葬場整備事業について」
すでに決定されている2ヵ所の火葬場整備の現状報告がありました。
【北部地区━既存施設である七宝斎苑の増改築】
未買収地の取得交渉の前段として相続登記を進めるとともに、地元説明会を行っています。
【南部地区━既存施設である山本財田斎場の周辺地に新設】
地元同意を得て、アクセス市道の調査測量業務を開始するとともに、用地買収業務と地元対策協議に入ります。
また、基本設計は、プロポーザルによる全国公募を考えており、適切な時期に審査委員会を立ち上げ、募集要項及び審査基準を検討したいとの説明がありました。
「山本町民いこいの家の利用について」
この公共施設は、昭和61年3月にクリーンセンター建設にかかる地元対策事業として建築されており、クリーンセンターの燃焼熱で沸かしたお湯の浴場が完備された、住民のいこいの場となる福祉施設でした。
しかし、平成20年のレジオネラ菌事件で使用が休止されてから、今日まで利用されていませんでした。
建築から26年が過ぎようとすることや、クリーンセンター閉鎖が平成25年3月末であることなどから、社会福祉施設としての有効利用の検討が始まります。
知的障害者施設である 『まるやま作業所(社会福祉法人三豊広域福祉会)』 から、軽度障害者のグループホームとして利用したいとの要望がありました。
7~8人程度が生活できるよう改修し、ここを拠点として利用者が仕事場に通える環境を整えたいとのことです。
市としてこの要望に対して、10~11月を目途に公共施設の有効活用方針を決定していきます。
重大な課題が次々と控えています。
誰もがよかったと実感できる結論を、バランス感覚を研ぎ澄まして導いていきます。