閉会中の 「民生常任委員会」・6

本年度の三豊市議会民生常任委員会では、前年度まで特別委員会で調査研究し、方向付けられた重要案件を含む課題について、詳細事業計画と予算審議が行われています。
昨年度までの特別委員会から引き継がれた主なものは、 「新火葬場の整備」 と 「次期ごみ処理施設」があります。
10月31日(水)に開催された 閉会中の 「民生常任委員会」 では、前述の案件も含む次のような協議が行われました。
━環境部━
【環境衛生課】
[新火葬場の整備について]
北部と南部の2地区に整備する新火葬場の現状説明が行われた。
北部は未買収地の交渉を進めているところで、関係自治会で地元説明を行っている。
南部はすべての地元同意書が提出された。
よって、進入路の整備や用地買収等、地元対策の具体的な協議に入るとともに、設計事業者を選定するためのプロポーザルを実施する。
その手順は、先ず専門的知識を有する先生にアドバイザーをお願いし、11月中旬に審査委員会を設置し、12月上旬より約1ヶ月間募集を行う。
1月下旬基本・実施設計発注の予定とする。
[空白期間のごみ処理体制について]
北部と南部の2地区に収集運搬積み替え施設を置く事が決定されている。
現在、南部地区の地元協議を実施中で、3月末までには北部、南部とも受入準備を完了する。
【バイオマスタウン推進課】
[次期ごみ処理施設について]
既に、民設民営による建設運営とトンネルコンポスト方式であることは決定している。
民間企業の有する土地が、地元同意を得られにくい状況であるため、早期着工・完成のためにも複数の候補地を平行して検討していく。
[竹資源の事業化]
竹林対策として調査研究を行ってきて3年目になる。
大倉工業と共同研究してきた、竹チップ添加パーティクルボードの実用化の可能性のあることを確認した。
今後、製造工程(伐採→破砕→乾燥→堆積)のコストダウンと、竹原料の最大有効利用(カスケード利用)やMDFボード等の高付加価値化の検討を行う。
【水処理課】
[三豊市一般廃棄物(し尿・浄化槽汚泥)の処理施設の変更について]
平成26年度より、中讃広域瀬戸グリーンセンターでの広域処理を行うことは、既に決定されている。
施設への搬入について、三豊環境保全事業協同組合と話し合いをしている。
タンク部分にカバーを施した組合加入業者の搬入車両は、さぬき浜街道多度津町を経由して直接搬入する予定。
市と組合の間で、直接搬入変更にともなう条件・価格等の交渉が進められている。
*組合加入業者の保有する、し尿・浄化槽汚泥汲み取り運搬車両は、10社29台
━健康福祉部━
[三豊市山本町いこいの家の譲与等について]
遊休市有施設を、社会福祉法人三豊広域福祉会へ譲与し、知的障害者のグループホームとして有効活用する。
建物:無償譲渡
土地:無償貸付
[地域支え合い体制づくり事業拠点施設について]
三野町保健センター敷地内にある三野町太陽の家に、三野町社会福祉協議会(地区社協)の運営する、常設型サロンを11月開設する。
高齢者・障害者・子育て親子等が住みなれた地域で生活できるための拠点とする。
重要な課題が、今この時点でも刻々(コクコク)と動いていると思います。
今後とも、民生常任委員会の動きを、できるだけ丁寧に(コツコツ)とお伝えしていきます。