9月定例会の一般質問報告・1

残暑厳しい中での三豊市議会9月定例会が閉会してから、一月半以上が過ぎました。
ようやく秋らしくなってきて、季節の移ろいとともに早くも12月議会の時期が近づいています。
地域の祭りや地区運動会、敬老会など様々な催しが行われ、瞬く間に月日が流れていました。
遅くなりましたが、9月定例会で行った2件の一般質問の報告をします。
2件とも中小企業支援施策についてのもので、これは地方経済の衰退が自治体財政の悪化を招くという、視点からの質問です。
ただし、中小企業支援は三豊市のまちづくりにとって欠くことのできない手段ですが、目的ではありません。
誰もが安心してこのまちで暮らすことのできる収入を得るための安定した仕事場づくり、すなわち雇用創出が目的です。
中小企業支援施策によって、地元中小企業が活力を得て、市民の雇用の受け皿となり、市民は収入を得ます。
その結果、市民からも法人からも納税され、三豊市の主要な財源となり、経済基盤強化とともに市民福祉サービス向上の循環が実現するのだと考えられるからです。
今回は、1件目の 「中小企業施策としての『光ファイバーによる企業の通信環境改善について』」 をお知らせします。
【質問】
三豊市には大小様々な企業があります。
中小企業の中にも、規模の大きな事業所は独自で光ファイバーをひき、快適な通信環境の下で事業を展開していますが、ほとんどの中小・零細企業は、ADSLなどのメタル回線を利用しています。
NTT基地局から遠距離にある工業団地や、点在する企業では悲惨な状況となっています。
地方の中小企業であっても首都圏や海外と取引を行い、大容量の情報のやりとりができなければ、商売にならない事態となっています。
光ファイバー未整備による通信環境の劣悪さのために、工場や本社機能を市外へ移転する声も聞こえる中、たとえば、今年度から実施している中小企業支援補助制度の、経営革新支援事業を通信環境改善のために適用できるのかを含め、対策の考えを問います。
【答弁】
情報化社会の進展が急激に変革する現代において、中小企業においても高度情報化社会に対応していくための、情報通信基盤の整備は必要です。
三豊ケーブルテレビが、サービスエリアを拡張中です。
民間資本による光ファイバー網が整備されることに対し、民間でできることは民間でという市の方針からも事業推進に協力支援を行っています。
民間による光ファイバー網の整備を進めていき、行政としては資本投資をしないという方向です。
しかしながら、今の時代の流れは非常に激化しており、三豊ケーブルテレビの整備スケジュールでは間に合わないとの意見もあり、また、情報のスピードと量が重要でADSLではすでに対応しにくいとの意見も聞いています。
積極的な経営をする中小企業に対して、何か支援策が考えられないか検討したいと考えています。