とかみ園と新クリーンセンター

9月定例議会最終日を明日に控えた9月25日(火)、三豊市議会議員全員による全員協議会が開かれました。
9月21日に開かれた三観広域行政組合の報告が、真鍋時敏広域議長より行われました。
「特別養護老人ホーム とかみ園の民間移譲」と「新クリーンセンター建設問題に関する意見書」に付いて報告があり、協議が行われました。
「とかみ園」に付いては、合併前の平成17年の三豊地区広域市町村圏振興事務組合議会の中で、旧高瀬町が移譲を受ける約束となっていたようで、これによって平成18年の合併によって三豊市が引き継ぐ形となっていました。
ところが、この間の介護政策が措置から契約へと転換したことと、官から民への流れの中で三豊市(行政体)が引き継ぐよりも、三観広域として民間移譲をする方が公明性が保たれるとの考えが言われるようになり、プロポーザルによる民間譲渡先募集を行うこととなったと言うことです。
募集期間:10/1~15
対象   :全県下の介護関係事業者
土地   :有償(後日書き込み予定)
建物   :無償(国の補助事業であったため、有償では返還が伴う可能性があるため)
移譲期日:平成20・4/1
移譲先の決定:審査委員会を設置し検討決定する。
「新クリーンセンター」については、すでに9/22付けの新聞にも報道されているように、三観広域行政組合の管理者である、横山三豊市長と白川観音寺市長に提出された意見書についての協議がされました。
広域議員16名(2名欠席・1名署名拒否)のうち13名の署名で提出された意見書は、
『自治体単独では2市いずれもの財政的負担が大きく、非効率であるとし、広域行政でより良い方法を検討すべきが市民の声であり、行政に課せられた責務であり、次の2点を強く要求しています。
1.両市が主張してきたバイオマスと全溶融のいずれの方式も、白紙に戻す。
2.改めて、方式及び場所は、三観広域行政組合で協議する。』
との意見内容となっています。
白川観音寺市長がすでに明らかにしている、民間委託による市単独か、あくまでも、三観広域による広域行政と事業とするのかによって、みとよ地域のゴミ問題に対する取り組みが大きく変わってゆきます。
今回の「新クリーンセンター建設問題に関する意見書」が両市民のゴミ処理に対する意識強化と積極的減量化へのきっかけとなるようにしなければならないと思っています。
最後に少し気になっていることがあります。
ゴミ処理には「本当に巨費が必要なのか?」と言うことです。
市民すべての参加による、あらゆる意味での省力化が図れるような、政策判断をしてゆかなくてはならないと思っています。